妊婦 糖尿病

妊娠糖尿病が増加のきざし

妊婦さんには注意しなければならない病の一つに、妊娠糖尿病があります。

 

過去には妊娠糖尿病の発症頻度が約3%ほどだったので、注目されることが少なかったのが、妊娠糖尿病の診断基準が変更されてみると、その頻度は一気に4倍の12%ほどに達していることが判明しました。

 

これは、妊婦さんの約8人に一人がかかる割合となり、注目度が増してきています。

 

妊娠糖尿病かどうかのスクリーニングは、産科で取り扱われてきましたが、発症頻度が高くなっていることで、内科医や栄養士などの診断や治療にも関わってくることになりそうとの予測も聞かれます。

 

妊娠糖尿病は妊娠以前からある糖尿病、いわゆる一般的な認識のある糖尿病とは異なり、妊娠以後に起こるもの。妊娠ホルモンにより起こる血糖の糖代謝異常状態のことです。

 

出産が完了すると、一部を除きほとんどは解消してしまうと言われています。しかし高血糖は胎児や母体に悪影響を及ぼすので、決して軽く見過ごすことのできない病なので、知っておくことは必須です。

 

胎児の太り過ぎは難産の原因に、誘発される羊水過多は切迫流産の原因に、また胎児の発育不全などが考えられています。放置することは危険です。

 

適切な治療法や管理方法を専門医と相談しながら治癒していことが大事な病です。

 

妊娠糖尿病と治療法

最近、妊娠糖尿病の診断基準が変更になったことで、妊娠糖尿病の症状を示す妊婦さんが8人に一人程の割合でいることが判明し、注目されています。

 

一般的な糖尿病とは異なった括りで、妊娠によるホルモンバランスの関係から起きてくる糖代謝異常のこと。一般的な糖尿病とは別に、“妊娠糖尿病”と称されています。

 

妊娠糖尿病は出産後には妊娠ホルモンが影をひそめることにより、ほとんどが自然治癒するものですが、代謝異常が起きている間は胎児への影響が必至であることを、忘れてはいけません。

 

治癒には、まず食事療法があり、医師の処方による薬物療法、それに運動療法が合わせて行なわれています。食事では、過剰なブドウ糖が胎児に移行することで起きる合併症を防ぐための調節が必要。

 

一日のカロリー摂取量を7回ほどに分けるなどして、血糖値をコントロールしていく方法が基本となっているということです。

 

薬物療法では、インスリンのコントロールが基本になるということですが、妊娠初期、中期以降で変わってくる妊婦の体調の変化に合わせて成される処方が、その都度必要となるといわれています。

 

運動に関しては、概して妊娠期間を通じて軽い運動は推奨されますが、合併症がある場合の運動は考えものという場合もあるため、医師との相談が大事になります。

 

妊娠糖尿病と糖尿病

ブドウ糖はエネルギー源として欠かせない物質ですが、摂り過ぎると血中から溢れ出てきてしまいます。これを上手にコントロールしているのがインスリンと言う物質。

 

インスリン自体が不足したり、その活動が不十分になると、コントロールできなくなった糖分が尿に混じって出てきます。この症状が糖尿病なのですが、妊婦に起きる妊娠糖尿病は別のものです。

 

妊婦さんの場合、妊娠によるホルモンの働きで高めの血糖値が現れるのは通常のことですが、妊婦さんの約10%の割合で妊娠中の平均血糖値を上回る値を示す場合があります。

 

妊娠中の一時的な糖尿病と診断されますが、多くの場合、出産後には元にもどるものです。しかし高血糖にさらされる胎児は、確実に影響を受けることが証明がなされています。

 

胎内での脂肪蓄積に繋がったりすることで、難産や早産の要因となり、産後の赤ちゃんに血糖値の変化がおきるなど、弊害が起きやすくなるということです。

 

妊娠と言う超特殊な体調は、妊娠ホルモンの作用などが思わぬ体調不具合を招くことは一般的に多々あることです。妊娠糖尿病もこの中の一つと捉えて良いようです。

 

予防策としては栄養バランスに留意し、妊婦さんに適した運動を積極的に心がけていくなど、正しく整えられた生活習慣の持続がすすめられています。